コーディアルを作る

コーディアルを作る キッチンでの出来事
コーディアルを作る
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ハーブの力を実感!野原で摘んだハーブで、コーディアルを作ってみた。

 

1.コーディアルってなに?

コーディアルとは、季節のハーブやフルーツを生のままシロップに漬け込んだ濃縮ドリンクのことです。お水や炭酸水で割ればジュースに、アルコールで割ってもよし。寒くなったらお湯割りもおすすめです。
体に優しい飲み物ですね。
でも、欧州での発祥の頃は、むしろ薬のように扱われていたらしいです。

2.魔法使いの力

昔は薬となる草花や実のことに詳しく、調合できる知識を持つ人を魔女と呼んだとか。
確かにハーブとは草花、フルーツは実。科学医学が未発達だった頃にはこうした自然の植物の力を使って、病気や怪我を治せる人はまるで魔法使いのように見えたのかもしれません。
みなさんもよくご存知の「ハリー・ポッター」でも、薬品の調合は魔法使いの重要な力の一つとして描かれていました。
また、『西の魔女が死んだ』という小説(映画化もされました)でも、主人公の少女のおばあちゃんは、薬草に詳しくて、近所の人からは魔女と呼ばれていました。
でもそういった力は魔法の力というより、もともと備わっている自然の力を引き出せる力といった方が、より適切な気がします。

3.どんなハーブを使うの?

代表的なものはエルダーフラワーです。
その他にもレモングラス、ローズヒップ、エキナセア、スペアミント、挙げ出したらキリがありません。フルーツでは、レモン、ライム、ブルーベリー、カシス、こちらもさまざまなものが使用できます。そうそう、梅も良いらしいです。
驚きだったのは、丹精込めて育てた草花ではなく、野原に自然に力強く生えている草花がよいということ。その中で、適したものを見分ける力こそが大切になってくるのです。

4.作る時のコツ3つ

コーディアルに適していて、かつ自分の好みのハーブとフルーツが決まったら、
1、きれいに水洗いして、水分を拭き取る
2、手で小さくちぎる
3、煮沸消毒をした清潔なびんに入れる
あとは好みのシロップ(砂糖、蜂蜜など)を加えて、きっちりフタをして、約一週間寝かせるだけ。
1日に2回ぐらい、フタをしたまま瓶を傾けて、中身を混ぜてください。美味しくなあれと、声かけをしてあげるとなお一層良いらしいですよ。
あとはハーブとフルーツの自然発酵の力を信じましょう。

5.他にもハーブを暮らしに取り込む工夫

一番よく知られているのはハーブティー。ハーブの葉っぱをお湯に浸します。
乾燥ハーブはたくさん市販されていて、テイーパック入りは使いやすいですね。
お料理に使うのももちろんですが、ハーブバスもおすすめです。食用には使わない茎の部分などで十分楽しめます。お風呂に入れるときは、お茶の葉を出汁用の袋に入れてくださいね。お掃除が楽ですよ。
枕にハーブを忍ばせることもできます。フレグランスのように加工されて、スプレーすれば良いだけのものも売られていますが、自然の力を生かすためにも、摘んできたハーブをお家で乾燥させて、枕の中に入れてみたいですね。こちらもお茶用袋に入れるのを忘れずに。せっかくの鎮静作用でぐっすり眠れても、朝起きてお布団が葉っぱだらけでびっくりしないように。
ルームフレグランス代わりにハーブを吊るしておくのもいいです。花を取り混ぜてスワッグにすれば、おしゃれに飾ることができるし、そのままドライフラワーとしても楽しめます。
ハーブを使いこなせるようになったら、ちょっぴり魔法使い気分がするかもしれませんね。
ハーブ専門店 enherb https://www.enherb.jp/blog/blog/b2020101302/

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