手作りするならまずはこれから、いちごショート
やっぱりいちごのショートケーキ
お菓子を手作りしたいと思ったときに、最初に作ってみたいものはやっぱりこれ、いちごのショートケーキです。
ふわふわと柔らかいスポンジ生地に、なめらかで真っ白な生クリームを塗って、その上に飾るのは真っ赤ないちご。これこそ誰もが認めるケーキの王様。まずはこのケーキを作れるようになってみたいと思いませんか。
ケーキショップで、たくさんの種類のケーキが並んでいて、どれも美味しそうで迷ってしまった時、やっぱりこれ!と、私が選ぶのもいちごのショートケーキです。
ケーキ屋さんでいちごショートを置いていないお店はまずありませんから。
そして、このいちごのショートケーキが美味しいお店は、他のケーキも美味しい、というのが私なりの拠り所だからです。
でも、どうしてショートケーキというのか?そこから知りたい人は、コラム:ショートケーキって?を、読んでみてくださいね。
我が家のレシピ
我が家のいちごのショートケーキのレシピを紹介します。
2-1.材料
直径18cmのケーキ1個
- 薄力粉 90g
- 卵 3個
- 砂糖 80g
- 牛乳 大さじ1
- バター(食塩不使用) 15g
- 生クリーム(乳脂肪分47%以上のもの) 200ml
- 生クリーム用砂糖 大さじ1
2-2.作り始める前に
- ケーキの型にクッキングシートを敷いておく(→コラム参照)
- 卵を卵白と卵黄に分けておく
- 砂糖は40gずつ2つに分けておく
- バターと牛乳を耐熱容器に入れ、湯煎または、レンジで加熱して溶かす(レンジの目安時間は600W20秒、ラップなしでOK)
- オーブンを180度に温めておく
2-3.作り方
- ボウルに卵白を入れ、泡立て器で泡立てる。途中40gの砂糖を2〜3回に分けて、加えては泡立てを繰り返し、泡立て器を持ち上げるとツノが立つまで泡立てる。
- 別のボウルに卵黄を入れ、1と同じように40gの砂糖を2〜3回に分けて加えながら、白っぽく、もったりするまで泡立てる。(最初は手ではじめて、泡立ちにくい場合は機械を使ってもよい)
3.1に2を加えて、また泡立てる。生地を泡立て器にからめて持ち上げ、下へたらすと、浮き上がったようになるまでしっかり泡立てる。
4.3に薄力粉をふるって広げるように、一度に、加える。
5.へラで大きく切るようにしながら、こねないように、練らないように混ぜる。
6.粉が少し残っている状態で、5に溶かしたバターと牛乳を加え、また切るように粉がなくなるまで、手早く混ぜる。
7.ケーキの型に6の生地を入れる。ふきんを敷いた台の上で、型ごと5〜10cmの高さに持ち上げて落とし、生地の中の泡を消す。
8.180度のオーブンで30分焼く。(焼いている間に、道具を洗いましょう。お湯を使うときれいに落ちます)
9.焼き上がったら、すぐに7の時と同じようにふきんを敷いた台の上で、型ごと20〜30cmの高さに持ち上げて、1回落として空気を抜く。
その後、網の上に、底を上にしてだし、クッキングシートを剥がして完全に冷ます。(ケーキ型が熱いので、火傷に注意)
10.生クリームをボウルに入れ、砂糖を加え、ボウルの底に氷水を当てながら泡立てる。温度が高いと分離するので、氷水で10度以下に保ちながら泡立てる。また、泡立てすぎても分離するので、卵白の時のようにツノが立つまでが目安。
11.クリームを塗って、いちごを飾る。
2-4.レシピには書き切れない、ちょっとしたコツ
- 計量はきっちりと。(測りを使ってきちんと測りましょう)
- スポンジふんわりの命は、卵の泡立てにあり。写真を参考に、しっかり泡立ててください。
- 粉を加えたら練らない。粘りが出てはスポンジは膨らみません。そして、一気に焼くまでを済ませましょう。
うまくできない・膨らまない・時間が経つと固くなる、の原因はたいてい上記の3つです。ちょっとしたことだけれど、実は重要なポイントです。私も何度もやってみて、加減を覚えていきました。
クリスマスも、バースデーも、そしてアニバーサリー以外でも
手作りのいちごのショートケーキはクリスマスや家族のバースデーには定番のご馳走になってくれます。ケーキを手作りしたくなるのは、家族の喜ぶ顔が見たいから、これにつきます。
もちろん私も、最初は失敗して、スポンジ生地が固くなってしまったり、生クリームが分離してしまったりもしました。
失敗しても、よいのです。
子どもも、ママが失敗するのを見て、学びます。失敗してもまた作ってみて、次第に上手にできるようになるママを見て、また学んでくれます。
失敗してもいいんだ、失敗してもまたやり直せばいいんだ、だんだん上手になれるんだ、ときっと感じてくれるものです。
何度も作ることで、手際も良くなっていきます。
私が目指したのは、家族が美味しいと思う味です。
流行を追うわけではなく、万人に受けるように調整をするわけでもなく、私が・家族が美味しいと思う味。「また作ってね」と、言ってもらえる味を目指しました。
だから、アニバーサリー以外でも、ぜひ作ってみてください。
いちごの美味しい季節には特におすすめです。
作る自分も、食べてくれる家族も幸せにできるいちごのショートケーキ。
あなたにとっても、まずはこれ!やっぱりこれ!になってくれますように。
コメント